こんにちは!
今回はケース問題の具体例についてご紹介します。
お題は「除霊のシェアを伸ばすには?」です。
今回も、制限時間10分で私が考えた回答を文字起こししていきます。
前回の「除霊の市場規模」のフェルミ推定についてはこちらの記事をご覧ください。
では、早速いきましょう!
イメージを膨らませる
まずは、いつもの通り、「妄想」してイメージを膨らませましょう。
今回のお題は「除霊のシェアを伸ばすには?」ですね。
とりあえず、
除霊のイメージとしてどんなことが思いつくだろう?
と考え、どんどん挙げていくと、
- 寺とか神社でやっているパターンもあれば、霊媒師みたいな人がやるパターンもあるな
- イタコは除霊ではないだろう
- 霊視とかも除霊じゃないよね
- 除霊グッズも考慮に入れるべきかな?
グッズの代表は「塩」とか「鈴」とか?
といったことが思いつきました。
イメージを膨らませるのはこれくらいにして、具体的な検討に入っていきましょう。
問題を切り分ける
では、
シェアを伸ばすためには、どこに注力すればいいか?
と考え、注力すべき部分とそうでない部分を切り分けましょう。
除霊としては、
- (寺・神社など)除霊儀式を行う場所に、 “物” を持ってきてもらうパターン
- 家などのいわくのある場所に、除霊師(神主、住職など)が出向くパターン
があると思いますが、前者の方が圧倒的に需要があると思うので、前者にフォーカスしましょう。
ほかに切り分ける軸もあまりないので、次の工程に進みましょう。
課題&打ち手を考える
では、除霊のシェアを伸ばすために、寺・神社は何をすればいいでしょうか?
除霊をしてもらうプロセスを考えると、
- 何か怪しげな現象が発生する
- 霊現象だと認識する
- ”盛り塩”とか自分でできることをやる
- 改善されないので、除霊の依頼先を探す
- 除霊の依頼先を決定する
- 除霊を受ける
といった感じだと思います。
このうち、「霊現象だと認識する」と「改善されないので、除霊の依頼先を探す」のプロセスが重要だと思いますので、それぞれ検討していきたいと思います。
それぞれのプロセスでの利用者心理などを考え、それを起点に、打ち手を考えていきましょう。
ケース問題の打ち手の考え方については、以前記事を書きましたので、ご参考にしていただければ幸いです。
では、それぞれ見ていきましょう。
霊現象だと認識する
霊現象が起きた際に、
これは霊現象に違いない!
といきなり判断する人はおらず、
- 自分の幻覚なんじゃないかと病院に行ったり、
- 寺・神社や占い師などの他の人に相談したり、
- ググって調査してみる
といったことを、まず実施すると思います。
なので、霊現象で悩んでいる人をはじめに把握できるのは、寺・神社以外だと「医者」と「占い師」ということだと思います。
したがって、あらかじめ医者と占い師と連携して、
霊現象で悩んでいる人がいたら、自分の寺・神社を紹介してください!
とお願いしておくといいのではないでしょうか。
改善されないので、除霊の依頼先を探す
霊現象で悩んでいる人が、除霊の依頼先を探すときは、まずは自宅の近くのところから探すと思います。
いきなり、
三重県に行って、伊勢神宮ゆかりの神主に依頼しよう!
とか、
青森県の恐山に行こう!
とか考える人は少数派だと思います。
なので、寺・神社の人は、自分の周辺地域を対象に、網を張ればいいと思います。
具体的には、例えばWeb広告などで「◯◯市に住んでいて、オカルト系のサイトを漁っている人(=心霊現象の対策を調べている人)」という条件で、自分の寺・神社を表示するといいのではないでしょうか。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
お仕事の参考になれば幸いです!