こんにちは!
今回は「自分の意見を言う」の重要性についてご紹介します。
また、世間で言われていることへの違和感についても書いてみました。
では、早速行きましょう!
「自分の意見を言う」とは
新社会人になりたての頃は右も左も分からなかった私ですが、
社会人歴もだいぶ長くなってきて、
あの時は、ああしておけばよかったなぁ
と昔を思い出して反省することも増えてきました。
最近感じている”反省”は、
新社会人の頃から、もっと自分の意見を言うべきだった…
ということです。
ここでいう「自分の意見を言う」というのは、「オリジナリティのある発言をし、ふるいに掛けられる」ということです。
つまり、「会議などの場で、他の人とは違った主張をし、上司や先輩に反論される/突っ込まれる」ということです。
なので、
私もXXXさんの意見に賛成です
と、他の人が言ったことに同調する(=オリジナリティがない発言をする)といったことは、ここでいう「自分の意見を言う」には当てはまりません。
自分の意見を言うことのメリット
若手の時から自分の意見を言うことのメリットは、「経験値が増えてスキルアップする」ということに尽きます。
どんな仕事でもPDCAを回して上手くなっていきます。
はじめは気の利いたことが言えなかったとしても、何度もトライ&エラーすることで経験値が複利的に溜まり、気の利いたことを言えるようになっていきます。
その際に「他の人が言ったことに同調する(=オリジナリティがない発言をする)」では、経験値が積み上がらないことは容易に想像がつくと思います。
また、昨今の生産性向上の流れの中で、
話さないなら、会議に出る意味ないよ!
という風潮になっていますので、そういう観点からも自分の意見は言っておいた方がいいです。
私が新卒で入った行政機関では、基本的にOJT(On the Job Training)で仕事を教えられましたが、なぜか政策立案に関してだけは、
政策立案は中堅以上が考える。
若手が考えることはどうせ大したアイデアではないから。
と言われ、若手は参加させてもらえませんでした。
それを言われて納得している同期もいましたが、捻くれ者の私は、
いや、「若手が考えることはどうせ大したアイデアではない」というなら、なおさら若手にトライ&エラーの経験を与えないとダメじゃない?
中堅とかになっていきなり「アイデア出せ」って言われたって大したアイデアなんて出なくね?
若手もアイデア出しに参加させておけば、たとえその時のアイデアが拙いものであったとしても、若手が中堅になった時にそれなりのアイデアを出せるようになっているだろうに…
と思ってました。
そしてその思いはコンサルに転職した後により強くなりました。
コンサルでは、「戦略立案などのポイントやコツは、座学では体得できない」という思想が根底にあって、そのため、
若手のうちにたくさん実践を積んで、たくさん失敗しておけ!
という感じで若手のうちから議論に参加することが求められます(そして上司からボコボコにされます)。
そして、失敗を通じて、戦略立案のポイントなどを身につけていきます。
政策立案においても、当然押さえておくべきポイントはあって、そしてそれは座学で体得できるものではないはずです。
政策立案のポイントは、若手の時から上司や先輩に ”揉んでもらって” 身につけていくべきだと思います。
世間で言われていることへの違和感
日本人は意見を言わない
そんな姿勢では世界で通用しない
と世間で言われていて、教育現場でも、
「何か質問や感想はありますか?」と聞かれたら、自ら積極的に手をあげて質問やら感想やらを言うようにしよう!
と言われていますが、なんかこれは片手落ちな議論な気がしています。
前述した通り、「他の人が言ったことに同調する(=オリジナリティがない発言をする)」では、トライ&エラーの経験を積めません。
実際、「ハーバード◯◯教室〜」みたいな映像を見ると、海外の人たちは「それは違うと思う」と反論しあっていて、「私もそう思います」と皆が同意する場面はあまり出てこないと思います。
世界で求められている「自分の意見を言う」は、「お前にしか言えないオリジナリティのある意見を言え」であって、「合意でもいいから何か言え」ではありません。
同意だけする人は、議論の活性化に貢献しませんからね。
なのに、教育の現場では、手をあげて無難なことを言った人に対して、
積極性を評価!
となる一方、議論を呼ぶことを言った人に対しては、
面倒なやつだなー
となることが多い印象です。
そう言った風潮がなくなればいいなー、と思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
お仕事の参考になれば幸いです