こんにちは!
今回は、ブレットポイントの書き方について記事を書いてみます。
ビジネスではよく使われる有用な文章の書き方なのですが、公務員の方には馴染みが薄いと思うので、ぜひご参考にしていただければと。
では、行きましょう!
ブレットポイントとは
ブレットポイント(Bullet Points)とは、単純に言えば箇条書きです。
以下のようなイメージになります。
画像を見ていただければ分かる通り、文章が入れ子構造になっています。
そして、
- 第一階層の文章(青文字で書かれた文章)は、行頭が左端ですが
- 第二階層、第三階層となるにつれて、行頭が右にずれていく
と、文章の階層が深まるにつれ配置がずれていく形になっています。
つまり、大枠となる文章が第一階層に配置され、それらを補完する文章が第二階層以降に配置されることで、文章全体の論理構成が視覚化されています。
ブレットポイントという文章の書き方は、ビジネスでは割とメジャーです。
経産省が民間企業に委託した調査の報告書の中にも、度々使われています。
ブレットポイントのメリット
ブレットポイントには大きく2つのメリットがあります。
まず、ブレットポイントでは、
- どの文章が重要度が高いのか
- どの文章が補助的な位置付けなのか
といった「各文章の関係性」が視覚化されるため、内容を理解しやすくなるというメリットがあります。
次に、ブレットポイントでは、読み手が自身の状況に応じて、読み方を柔軟に選択できます。
これもブレットポイントのメリットです。
例えば、
情報をインプットしたいけど、忙しくて時間が全然取れない…
という人は、第一階層の文章を読んでいくことで、全体の概要を知ることができます。
一方、
この情報は、少し腰を据えて詳細まで把握しておきたいな
という人は、第二階層以降の文章まで読むことで、内容の詳細を知ることができます。
ブレットポイントの作り方
では、ブレットポイントを作るときは、どうすればいいでしょうか?
普通の文章と異なるのは「入れ子構造」の部分なので、ここの作り方さえわかればブレットポイントは作れます。
「入れ子構造」は大きく2パターンありますので、それぞれご紹介します。
「要約&詳細」パターン
1つ目の「入れ子構造」のパターンは、上位階層に要約を書き、下位階層に詳細を書くパターンです。
先ほどの事例でいうと、以下の部分がこれに該当します。
「メイン&サポート」パターン
2つ目の「入れ子構造」のパターンは、上位階層にメインの文章を書き、下位階層にメインをサポートする文章を書くパターンです。
先ほどの事例でいうと、以下の部分がこれに該当します。
サポートの文章の具体例としては、
- メイン文章の「理由・根拠」
- メイン文章の「具体例」
- メイン文章の「補足(特殊パターンや、解説、出所・脚注など)」
などがあります。
なお、実際にブレットポイントを書こうと思うと、
どこまでの範囲をメインの文章に組み込み、
どこまでの範囲をサポートの文章に組み込むべきだろうか
と悩むことがあります。
例えば、
- メインを「◯◯のため、××すべき」と一文で書いてもいいし、
- メインに「××すべき」、サポートに「◯◯のため」と分けて書いて、入れ子構造にしてもいい
という感じです。
これはもうケースバイケースで判断するしかないんですが、ブレットポイントのお約束として
第一階層の文章(≒メインの文章)を読んでいけば、概要がわかる!
というルールがあります。
なので、「概要に入れなければいけない要素はメインの文章に入れて、概要に入れなくてもいい要素はサポートの文章に回す」というのが原則になるかと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
お仕事の参考にしていただければ幸いです!